兵庫県多可郡多可町加美区三谷

2018年04月29


日本の滝百選に戻る

Road Map :R427を北進すると加美区三谷付近に千ヶ峰への道標が出て来る。
Route Map:三谷コースの登山口から雄滝までを往復する。
日本の滝百選』 千ヶ峰への登山が急遽、三谷渓谷の滝巡りに変更となる。
千ヶ峰への山歩きのはずだったが・・・
 雪彦山と共に千ヶ峰の三谷コースを1時間を切って登ることが出来れば体力充分と昔からたまに体力測定をやっており、最近の運動不足、加齢からどれだけ体力が落ちてるものかと、今の自分にはどれ程の山に登ることが出来るのか、体力測定にやって来たが・・・
 三谷コースを歩き始めると陽の当たる三谷渓谷の滝群に目を奪われ、これまで何度も登山道からは見ていた三滝渓谷の滝群を沢に下りて滝見をすることにした。
  今日はG・W、晴天の日曜日であり、沢山のハイカーが来ており、20名以上の中学生が学校行事なのか、ハイキングに来ていた。沢に下りていると、それらのハイカーに抜かされ、千ヶ峰の山頂はハイカーで混雑することになるので、山歩きは中止して三谷渓谷だけを楽しむことに予定変更をした。体力測定をしても低下していることは判り切っている。
三谷渓谷の滝群
  今日は千ヶ峰への山歩きの予定であったが、陽の当たる綺麗な滝群を目にして、気が変わってしまい、滝見への変更になってしまった。 これまで登山道からは何度か見ている 雌滝、雄滝であるが、沢に下りて滝見すると、まったく印象が変わり、兵庫県内では美瀑に入る滝に思えた。他の滝に滝名が無いのは観光協会の手抜きだろう。
三谷渓谷の滝群
みたにけいこくのたきぐん
千ヶ峰
渓谷の為、GPS電波の乱れが大きく、GPSの軌跡は信用出来ません。
滝見散策時間:1時間09分(雄滝まで)
登山口に行く途中で町道から見た ”千ヶ峰”(1,005m)。 この時点では山頂まで行く気満々であったが・・・
登山口から少し登って駐車場を振り返り見ると、中学生が群れていた。
彼らが山頂に来るまでに下山を始めたい。
三谷コースの登山口駐車場に着くと、G・Wの影響か、やたらハイカーが沢山来ていた。それに輪を掛けて、20名以上の中学生が自転車で登山口まで来ており、更に山頂までハイキングする様子だった。 中学生が登り始める前の9時30分に駐車場を出発する。
登山道の最小の橋の下を流れる無名滝。
左写真の無名滝を橋の上から見る。
橋の上から上流側を眺めると三谷渓谷としての滝群が見えていた。
これまで何度も見ている三谷渓谷であるが、今日は沢に下りてじっくりと見たいと思い出した。
登山道から綺麗な段瀑が見えたので沢に下りてみる。既に体力測定はどうでもよいモードになっていた。今日はじっくりと滝見をしよう。
沢に下りている内に中学生の団体が登山道を進んで行った。中には沢に立っている俺を見て沢に下りようとしている生徒が居たが、先生に止められていた。
段瀑である無名滝の滝口に立ってみる。今日は山歩きのつもりで来たので登山靴を履いているが、登山靴で滝見は無理が出来ない。乾いた岩の上だけを歩く様にする。
ネットで色々調べてみたが、三谷渓谷を沢登りしているサイトはあったが、
三谷渓谷の滝群のデータがまったく見当たらなかった。
メインである ”雄滝”、”雌滝”の落差さえ判らなかった。
更に上流にも小さな滝が見えたが、沢登りするのではなく、一旦、登山道に戻って、上流側から沢に下りることにした。 登山道から各滝に下り道は整備されておらず、これが三谷渓谷の滝群が脚光を浴びない原因だと思う。
小さな滝と言え、中々の無名滝であった。沢水が流れる黒い部分はコケであり、登山靴だと恐ろしく滑る。
落差不明の渓流瀑である ”雌滝”を下流側から見上げる。
これは ”雌滝”の下流に流れ落ちる無名滝。滝水の透明度が高く綺麗だ。
登山道からは過去、何度も見ている ”雌滝”をこの角度から見るのは始めてだ。
この素晴らしい滝にデータが無いのは情けない話しではないか。
”雌滝”の中段まで登山靴で上ってみる。
登山道に戻り ”雌滝”を見る。 これまで何度も見ている景観であり、逆にこれしか見ていなかった。
ここで登山道は右岸から左岸に渡る。
三谷渓谷の滝群に関するデータはこれしか無いのだ。情けない!
滝口から ”雌滝”を見る。 もう少し傾斜が緩ければ滝滑り出来そうであるが・・・
上流側の ”雄滝”を見ると渓流2段瀑となっていた。 落差は不明である。
”雄滝”の1段目には滝壺が無く、2段目を通して渓流瀑となっていた。
千ヶ峰への山歩きは止めて ”雄滝”で引き返す。沢山のハイカーが登っていったが、まだまだ、沢山のハイカーが登ってきている。山頂は広いので混雑は少ないとは思うが、今日は登りたくない。
途中まであった踏み跡は無くなり、沢を少し登ると小さな滝が出て来た。
登山口に戻り、進入禁止のロープが張られている下流の沢に入ってみる。
渓流瀑と呼んで良いのか判らないが、綺麗な無名滝を見ることが出来た。
沢水の透明度の高さは特筆ものだ。